連盟コミッショナー就任にあたって
瀬尾 元治
平成17年1月1日付けで県連盟コミッショナーの委嘱を受けました。
県連盟コミッショナーは日本連盟総長より委嘱されるものであり、その責任の重大さを改めて思うところですが、県連盟内外の多くの皆様のご支援やご協力があってこそ、その使命を果たすことが出来るものと考えております。どうぞ皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します。
今年は福岡県連盟創立80年の年であります。私自身にとりましても入団して以来40年目にあたり、この様な節目の年に県連盟コミッショナーの役目をいただきますことに身の引き締まる様な思いが致します。
さて、平成16年度の教育規定改正により、コミッショナーは「運動の守り手」であると同時に、「運動の担い手」に比重を移してスカウト運動の推進役としての役割が強く求められるようになってきました。つまりコミッショナーには青少年をとりまく環境の変化や地域性などに応じたプログラムや指導者の訓練を中心に、本運動を推進していくことが期待されています。もちろん「守り手」としての役割がなくなった訳ではありません。
福岡県連盟では、近年登録数の減少に頭を悩ませてきました。一部では改善の兆しが見えてきた地区もありますが、県全体を見ますとやはり深刻な状態であります。そこにはスカウト運動の特徴的な方法に基づいたプログラムが本当に為されているのかといった問題がありますし、組織はうまく機能しているのか、日本連盟や県連盟の情報は充分に提供されているのか、団・隊への支援は的確に行われているのか、指導者の訓練は現在の状況に即した方法で為されているのか、それを担うトレーナー・トレーニングチームメンバーは充分に確保され資質は保たれているのか、スカウト特にユースの参画はどうか、等などの要因が考えられます
今年は、県連盟創立80周年に関連した多くの事業が計画されています。それらの記念事業の推進も重要ではありますが、それと併せてコミッショナー本来の責務である上記の諸問題の解決に力を注いでいきたいと考えております。
その様な責務を果たしていくにあたって、県連盟コミッショナーの最重要の方針として“コミュニケーションの充実”を図ってまいります。県コミッショナースタッフ間のコミュニケーション、県連盟役員とのコミュニケーション、地区コミッショナーとのコミュニケーション、他県連盟とのコミュニケーションなど全てにおいて“良好な人間関係”を保つことが重要であります。その様な意味においても皆様方のご協力をよろしくお願い致します。
以上、県連盟コミッショナーの就任にあたり、ご挨拶と抱負を申し上げます
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