県連盟コミッショナー活動方針及び、重点活動



◎ 県連盟コミッショナー活動方針
 

平成16年1月施行の教育規定改正により、コミッショナーは「運動の守り手」であると同時に「運動の担い手」に比重を移して、スカウト運動の推進役としての役割が強く求められるようになった。つまり、コミッショナーは青少年をとりまく環境の変化や地域性などに応じたプログラムや指導者の訓練を中心に、本運動を推進していくことが期待されている。

  福岡県連盟では登録数の減少に歯止めがかからない状況が依然続いているが、そこにはスカウト運動の特徴的な方法に基づいたプログラムが本当になされているかといった問題や、団・隊への支援が的確に行われているか、指導者の訓練は現状に即した方法でなされているか、それを担うトレーナー・トレーニングチームメンバーは十分に確保されその資質は保たれているか、組織がうまく機能し日本連盟や県連盟の情報がすべての指導者に提供されているか等といった問題があると思われる。特に指導者訓練の充実と、それを担うトレーニングチームのレベルアップ、団・隊への支援の強化は最重要課題であると考える。

このようなことから、平成17年度は団担当コミッショナーの活用と団・隊への支援強化、指導者訓練の充実とそれを担うトレーニングチームのレベルアップ、80周年関連事業への協力を最重点課題として、取り組んでいきたい。


○ 各種委員会・コミッショナーグループの重点課題等への取り組み
  

重点課題について、次の項目に取り組む

課題1.スカウトは、上進・進級をしよう。

[スカウト活動委員会]
・技能章考査員資格要件の検討と、委嘱条件の確定(コミッショナーグループとの連携)
・ステップアップ100運動の結果を基に、進級に関する問題点の洗い出しと対策の検討

[組織拡充委員会]
・上進者(上進率)の把握
・ステップアップ100運動の取り組み強化(コミッショナーグループとの連携)

[コミッショナーグループ]
・「進歩の手引き」作成・活用
・ステップアップ100運動の取り組み強化

課題2.指導者は、班(組)活動を重視したプログラムを展開しよう。

[指導者養成委員会]
・定型外訓練(スカウトキャンプ研究会、指導者のための安全研究会、団委員研修等)の内容検討と開催支援

[コミッショナーグループ]
・ラウンドテーブル実施の支援強化
・第12回県連盟野営大会、第14回ジャンボリー参加を期に班制教育の徹底

課題3.団担当コミッショナーは、団訪問を実施し、団・隊の活性化を支援しよう。

[指導者養成委員会]
・定型外訓練ニーズの収集(団担当コミッショナーを通じて)
・指導者研修歴の把握・データの活用

[コミッショナーグループ]
・団担当コミッショナー研修の実施

課題4.地区は、地区運営の活性化を促進し、団委員長との連携を深めよう。

課題5.県連盟は、目標達成に向けて地区との連携を強化する。

[総務委員会]
・県連盟ホームページの充実についての運用システムの研究

[コミッショナーグループ]
・地区訪問を年・各地区2回以上の実施

その他各委員会・コミッショナーグループが独自で行う経常的事業

[総務委員会]
・新しい資金造成方策の検討

[スカウト活動委員会]
・菊章、富士章受章スカウトの県知事表敬訪問の実施
・第14回日本ジャンボリー派遣団結成の企画と、派遣隊への支援
・信仰奨励アンケートの活用
・県合同野営大会における教宗派ごとの「早朝集会」及び、全体での「祈りの集い」の実施

[指導者養成委員会]
・指導者講習会の開催と参加促進
・研修所2コースの開催と、他県連盟研修所も含めての積極的参加促進
・実修所参加促進と修了促進

[組織拡充委員会]
・加盟登録の促進、追加加盟登録の強化
・組織拡充顕彰の推進(特にスカウトに対する顕彰)
・中途退団者の抑止、入団時・上進時の面接強化
・スカウトクラブ設立の促進
・青少年アンビシャス運動との連携、他団体との交流

[コミッショナーグループ]
・トレーニングチームの強化、年6回の研修実施、研修でのトレーナーの活用
・ベンチャーリーダー研修の実施
・安全担当コミッショナーの設置と会議・研修の実施
・各運営委員会への参席し、連携強化を図る