大正14年、少年団福岡県連盟を結成、同年11月福岡市須崎グラウンドにおいて結成記念大会を開催したことが年表に刻まれています。
思えば80年の長い歴史の中に、多くの先輩方の夢と意気と着実な歩みの姿が浮かんできます。福岡県連盟は20年後、 スカウト登録が100団、8000人を超えていたこともあって、もう一度「加盟員1万人達成」にむけて挑戦しようという スローガンを掲げて今運動を続けています。現実には厳しい環境もありますが先輩指導者の意志を受け継ぎ頑張っています。
 さて、80周年を記念していくつかの事業実施に向けて準備委員会を立ち上げました。
 その一つは、日本連盟が主催する年次全国大会を「福岡ダイエーホークス」のホームグラウンドである福岡ドームと、 これに隣接するシーホークを会場として開催する事で準備を進めています。これまでの「全国会議」が「全国大会」として衣替えする 初年度でもある事から、全国の皆さんのご支援、ご指導をお願いしたいものです。
 その2つ目は、年内すべての団が参加する「合同野営大会」(3泊4日)を広大な敷地を持つ「グリーンピア八女」で開催します。 この期間中に80周年の記念式典も開催されます。
 このほか、財団が所有する「脇山野営場」の整備を行うこと、「記念誌」を発行すること、さらには、 この年の3月に沖縄県名護市で開催される「第2回九州野営大会」に240名のスカウト・指導者を送ることなどがあります。
 以上の事業を円滑に進めるためには、多額の資金を必要とします。
 そこで、本年1月から記念事業の1つとして「スカウト育成募金」運動を始めました。スカウト運動をより深く理解し、 協力・支援への動きへ発展して頂くため、広く知人、友人、地域の方々に呼びかけをお願いします。
 これら記念事業を成功させ、80周年を一つの節目として、さらにスカウト運動の充実と飛躍、発展をめざすべく 県連盟すべてのスカウト、指導者が一つになって頑張りたいと考えています。

                                               平成14年6月吉日

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